フィリピン最古といわれる教会。今も多くの信者が訪れます。
マジェラン・クロス/Magellan’s Crossのすぐ近くで、ゆっくり歩いても数分で行けます。

1565年に建てられた、フィリピン最古の教会で、マゼラン・クロスの八角堂の北側にあります。
最大の見どころは、教会の守護聖人サント・ニーニョの像(幼きイエス・キリストの像)。高さがおよそ40cm程度の像で、16世紀にマゼランがフマボン王の妻に贈ったものと伝えられています。

教会はスペインの植民者レガスピとウルダネタによって建てられたとされていますが、
1568年 焼失
1602年 再建
1628年 破壊
1740年 修復・再建
と、何度も焼失したり破壊されたりしては再建されてきました。
現在の建物は、1790年に修復・再建されたもの。

サント・ニーニョ像はこの間も無傷だったことから、奇跡の守護神として崇拝されてきました。
今も多くの信者が訪れます。

サント・ニーニョ信仰は今ではフィリピン全土に広がっていますが、ビサヤ特にセブの人々にとっては特別なもの。
毎年1月の第3日曜にはサント・ニーニョの祭り「シヌログ」が行われ、大変な賑わいとなります。

1965年にはローマ教皇よりバシリカ・ミノレ(教会堂)の称号を与えられ、以来、バシリカ・ミノレ・デル・サント・ニーニョと尊称されています。


<交通> セブ・シティの中心にある円形広場「フェンテ・オスメニア」からは、タクシーで10分ほど。
<入場> 無料


フィリピン最古の都市・セブには、その歴史を物語る建物や史跡が他にも多数存在しています。
教会、要塞、ストリート・・セブの歴史を訪ねて、のんびり歩いてみませんか?