おでこに黒い斑点、7本の縦線が特徴的な魚

分布中部太平洋、インドネシア、オーストラリア北西部
科目・種類スズキ目チョウチョウウオ科
色、形、大きさ黄色の体色に黒の帯、側扁形、12cm程度

黄色い体色に背から7本の縦の帯線が見られることから、シチセンチョウチョウウオと呼ばれています。チョウチョウウオの仲間の中では小型の種で成魚でも体長12cmほどの大きさです。頭頂部には黒い斑点があり、目を通る帯は黒い縁取りが入った黄色です。

また、尾鰭の付け根が鮮やかなオレンジ色をしているところもとても魅力的です。このように特徴的な見た目をしているので、他のチョウチョウウオとすぐに見分けることができ、華やかな姿をしているので、観賞魚としても人気です。

シチセンチョウチョウウオは水深30m以浅のサンゴ礁域に生息し、主にサンゴのポリプを餌としていますが、他の餌も捕食する雑食性です。日本では沖縄周辺に生息していますが、とてもレアでほとんど見かけることができません。セブ周辺では、日本よりは出会う確率は高くなりますが、それでも遭遇できたらラッキーな魚です。