クマノミの代表種。写真も撮りやすくダイバーに人気

分布 インド太平洋の熱帯に広く分布
科目・種類 スズキ目スズメダイ科クマノミ属
色、形、大きさ 体の形は側扁。雄は10cm、雌は15cmほどまで

30種もいるクマノミですが、名前もシンプルに「クマノミ」という代表種です。背側は黒く、腹側は暗めのオレンジ。体に2本の白い帯が入っているのが特徴です。

クマノミの仲間は生まれた時は性別がなく、群れの中で体が一番大きなものが雌に性転換をします。そして2番目に大きなものが雄となり、繁殖活動を行います。もしも雌が死んだりいなくなったら、雄だった2番目に大きい個体が雌になり、3番目に大きな個体が雄になります。

昼行性で縄張りを持ち、性格はスズメダイ科なので少し攻撃的。イソギンチャクと共生しますが、クマノミ亜科の中で最も宿主が多く、エンタクイソギンチャク、ウスカワイソギンチャク、など約10種と共生することができます。
イソギンチャクから離れていることも多いので、一緒に写真も撮りやすくダイバーに人気です。