長い尾鰭を持つ、ダイバー憧れのサメ

分布インド・太平洋の温帯海域から熱帯海域に広く分布
科目・種類オナガザメ科ネズミザメ目
色、形、大きさ上半部は青、腹面は白。全長2.5m~3.8mほど。長い尾鰭を持つ

長い尾鰭がトレードマークのニタリは幻のサメとも呼ばれています。尾鰭の長さは体と同じくらいの長さのもの、中にはそれ以上に長いものもいます。産まれる時は1.3m~1.6mほどの大きさですが、成長すると2.5m~3m、大きなものは3.8mほどの大きさになるものもいます。

ニタリは外洋性で普段は岸から離れて泳いでいることが多いのですが、時々大陸棚上の浅瀬や岸近くに現れることもあります。小魚を捕獲する時は、自慢の長い尾鰭で小魚を叩き、失神させます。

飼育が難しい魚としても知られ、長期飼育の成功例はなく、水族館では見ることができない魚です。だからこそ、「一度海の中で会ってみたい」と思うダイバーも多いようです。そんな幻の魚、ニタリに会える確率が80%以上なのが、セブ島北端から少し北にある『マラパスクア島』。きっと美しいシルエットに魅了されること間違いなしです。