日本に輸入されるバナナの多くを占めるのはフィリピン産。セブ島ではさまざまな品種のバナナが売られているので食べ比べも楽しい

原産地 熱帯アジア、マレーシア
科目・種類 バショウ科バショウ属
色、形、大きさ 10〜20cmほどで、果皮は主に緑色や黄色。果肉は薄黄色が多い。

パイナップル同様、日本でもおなじみのフルーツといえるバナナ。日本に輸入される時点では青くて未熟な状態ですが、追熟して黄色くなります。セブ島ではさまざまな種類のバナナが完熟した状態で売られていることが多く、房が小さいものや皮が赤や緑など、日本ではお目にかかることができない品種も数多くあるので魅力的です。ダイナミックに房ごと売られていることが多いですが、ぜひいろいろな種類にトライしてみましょう!

また、加工して食べるのもフィリピンの人たちの特徴。「バナナチップス」や「バナナケーキ」は日本でも見かけますが、「焼きバナナ」「揚げバナナ(トロン)」などが人気。スナック感覚で食べられます。また、国民の80%以上がカトリック教徒なので、肉食を避ける聖週間(ホーリーウィーク)に食べる「ビニグニト」に入れることもあります。
また、葉は大きくて幅広く丈夫。皿代わりにしたり、肉や魚、イモなどの蒸し焼き用の包みとしても利用されます。