スペイン風建築が特徴、セブ最初のフィリピン人司教の邸宅。

ダウンタウンのバリアン地区に位置するこの建物は、もとは19世紀中ごろに建築された邸宅です。セブ最初のフィリピン人司教、ジュアン・ゴロルド氏とその家族が4世代にわたって住んでいましたが、のちに公共の博物館として1983年に改築されました。19世紀中頃と20世紀前半のフィリピンの文化と生活スタイルをうかがい知ることのできる、貴重な絵画や家具をはじめとして、宗教的工芸品や戦争関連の資料まで多岐にわたって展示されています。

珊瑚石ブロックと木、テラコッタで造られているのは、スペインの植民地時代ならではの特徴。地元では”Bahay na Bato(石でできた家)”と呼ばれることもあります。2005年と2014-15年にかけてさらに改築しているので、以前訪れた方でもまた新たな発見があるかもしれません。敷地内の中庭も美しいと評判なので、ダウンタウンの周辺スポットとあわせてチェックしておきましょう。


<所在地>35 Lopez Jaera Street, Parian, Cebu City
<交通>フエンテ・オスメニャからタクシーで約5分。
<入場>70P,学生・子ども50P


フィリピン最古の都市・セブには、その歴史を物語る建物や史跡が他にも多数存在しています。
教会、要塞、ストリート・・セブの歴史を訪ねて、のんびり歩いてみませんか?